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From Factory | キヤアンティークス
From Factory

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今日は椅子の修理をしています。
ナーシングチェアと言って、背面に透かし彫りをほどこしたかなり品のある落ち着いた感じの椅子です。
ナーシングチェアはヴィクトリア時代に、授乳の時に座るために造られた椅子で、赤ちゃんを抱いて楽に座れるように座面が低く造られており、座面にはバネが中に入れてあるので、座り心地もゆったりとしています。

今回の修理は店舗で使用していたお客様より、背が割れてしまったと言うことで修理のご依頼を受けました。
勢いよく倒してしまったのでしょうか、背面の上部が複雑な折れ方をしていて、かなり難易度が高い修理になりそうです。

 

家具のフレームのジョイント部分には、必ずダボ(木の丸棒)等で、フレームとフレームを接合し接着してあります。
今回は背もたれ右上の接合部はダボが生きているのでクリーニングのみで再接着できそうですが、左上接合部分は折れてしまっているので、以前と同様の強度を保たたせるためにパーツを作り直したり、接合部分に新しいダボをジョイントして修理して行きます。

一度壊れてしまった箇所はデリケートなので、丁寧で確実な修理が必要となってきますが、ここはキヤアンティークスのレストアラーの腕の見せどころです。
仕上がりをお楽しみに…!

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