ホイールバックチェアはまず市販のステインを調合して下色を塗ります。


ここではあまり難しく考えないでバシャバシャ塗ります。

全体に塗って拭き上げたところ。ここではやや黒い印象でOK

一方、スティックバックは薄くなったところ、欠けたところを狙ってタッチアップします。

オリジナルの塗装の風合いを出来るだけ残します。

真っ黒になってしまったホイールバック。ここからスティックバックとは違う行程に入ります。

サンドペーパーで要所要所にハイライトを付けて行きます。
一見すると二度手間ですが、大事な行程。ここで一気にアンティークらしさを取り戻します。

左半分が塗った状態。
今度は自社で調合したステインで中塗り。かなり薄めの色を作りました。
同時に艶も上げて行きます。


陰影というか色の濃淡が出てきました。乾燥後にスティックバックと合流します。

僕がフレンチポリッシュで使っている綿です。6〜7年は使い回しているので綿には見えませんが、、、
使い終わったら缶に入れて密封して、また次回シェラックニスを注ぎ足して使います。

綿をくるむ布地は使い古したTシャツが使い易いようです。

Before

After
大抵の白っぽく見えるところはカサカサしているだけなので、フレンチポリッシュ等の上塗りである程度は落ち着いて見えます。
一般の人はワックスだけでも効果があるので色を塗る前に試してみても良いかも知れません。


必要な艶が出るまで重ねて塗って行きます。スティックバックはちょっと調子に乗ってしまいました。

それぞれワックスで磨いて完成です。


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