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レストア日記前編 | キヤアンティークス
From Factory

レストア日記前編

キヤの工房よりno.8869スティックバックチェアとno.F311ホイールバックチェアの修理行程を御紹介します。
商品はキヤアンティークス会員様のみなさまへ先行予約販売中です!
詳しくはお問い合わせ下さい。

仕上げ(塗装)の行程が全く違う2脚ですが途中の行程までまとめて直して行きます。


まずはいつも通り分解、再接着から。
ホイールバックチェアは過去に何度か修理されていて、はみ出した接着剤がだらしなく残っているので分解のついでにクリーニングします。
やっぱり釘も入っていました。木部に出来るだけダメージを与えない様に分解前に抜いておきます。


これだけ各接合部が緩いと接着剤もそれに合った物を使わないと効果半減です。
これにはエポキシ樹脂系の接着剤を使います。

混ぜて使います。
揮発による「痩せ」が少ないのである程度緩んだ箇所の接着や、より強度が必要な場合よく使っています。
冬場は完全に硬貨するまで2日間程掛かります。


しばらく放置。この椅子はこの後からがお楽しみです。

スティックバックチェアは緩みは有ったものの、全体を分解できる程ではなかったので深追いせずに緩んだ箇所に接着剤を流し込んで一晩クランプします。


白く見えるのは木工用ボンドです。はみ出した所は固まる前に拭き取っておきます。

再接着が済んだらそれぞれ汚れや古いワックス等を除去しておきます。


古い家具は、なぜかやたらとペンキが付いています。気が付いた所は全て落とします。

座面左が清掃後。殆ど残ってない剥がれかかった古い塗膜も取り除いてしまいます。

ささくれ立った所はサンドペーパーで処理しておきます。


ここで脚のバランス(カタカタ)と水平や座り心地を考えて、脚をカットして調整します。この時点ではどちらもかなりシラッチャケて見えますが、ここからがレストアの佳境です。

続きはまた来週!お楽しみに!

Shere
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