ステンドグラスを取り入れたリフォーム
4枚セットのステンドグラスをご自宅のリフォームに取り入れて頂きました。
日本のステンドグラス製作の巨匠「松田日出雄」氏の作品です。
1枚の大きさは850mm×1360mm、4枚連結すると3400mm×1360mmとなり、かなり大規模な開口部が必要になります。
こちらは店頭展示用の仮枠の状態。
製作する枠の素材と塗装は、施工を担当する某大手ハウスメーカーの規格の建材に合わせるということで、サンプルを送ってもらい、質感、色味ともほぼ同一に仕上げてあります。
4枚セットで一連の風景になっている作品なので、繋目にあたる枠は、「可能な限り細く」とのオーダーです。
木材は細く薄くするほど不安定になり、反ったり捩れたりしがちです。
運搬中のトラブルも避けたいところですし、1枚15㎏のステンドグラスを支えることも考えると恐らくこれくらいが限界の細さです。
吊らずに床に置いて設置するとのことでしたので、安全と判断し承りました。
ハウスメーカーのデザイナーさんとは何度も打ち合わせを重ねて現場を仕切ってもらい、開口部の誤差の修正と取り付けは内装業社さんにお任せしました。
せっかく納品に来たので取り付け(仮止め)まで立ち会わせて頂きました。
かなり広いリビング故に梁が通っているのはご愛敬ですね。
脚立から撮影してみましたが被写体が大きすぎて入りきりませんでした。
元はロフトの開口部です。奇跡的に殆どぴったりのサイズだったようです。
うまく納まってひと安心。
構成するガラスの大半にミルクガラスが使われているので後ろに光源が無くても充分な美しさでした。
額縁効果も相まってまさに絵画のような仕上がりです。
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