先日のダボ抜き同様、レストアラーのグチの様な内容です。
ヴィクトリアン期のダイニングチェア、横からの写真です。

すでに座面は剥がしてあります。
寄ってみると、

ご丁寧にあらゆる継ぎ手に釘が打ってあります。
中には釘の頭が重なってる箇所も。

オリジナルではなさそうなので、後から修理されたときに施工された様です。
補強のつもりで打った様ですが残念ながら全く効いていません。
これでは完璧な修理が出来ないので、全部引き抜く事になりました。
これまた全てが錆びてるもんだからなかなか手強い。
6脚セットなので釘を抜くだけで殆ど1日仕事です。

釘地獄です。
握力勝負みたいなところがあるので、終わった後の腕へのダメージは相当なもんです。
抜き方は秘密です。