キヤアンティークスの倉庫を探すと、本当に色々なものが次から次へと出てきます。
私が入社した時（17年前）にはすでに倉庫の奥に眠っていた木箱。

埃をかぶりボロボロなので気にもとめませんでしたが、先日アンティークレジスターの商品管理をしていた折にふと思い出し、調べていたら案の定古いレジスターでした。
しかも大正期の日本製。1917年〜
金銭記録出納器・通称ゼニアイキ（銭会機）という手書きのレジスター。
製造していたのは、今でも有名な事務機器、用品メーカー「イトーキ」の前身伊藤喜商店。
それにしても、汚く、ボロい。だいぶ傷んでいました。




パーツも欠品していたので、制作して補修します。



その後、機械パーツを分解清掃、真鍮パーツを磨き、塗装調整、欠品真鍮パーツを代用、ロール紙を作成取り付け、完成。





そしてこのゼニアイキ2016年度の「機械遺産」に認定されたようです。
キヤアンティークスでは他にもアンティークレジスターを取り扱っております。

藤沢ウェアハウス店にて展示販売中です。