ヴィンテージ 陶器製 ドアノブ
入荷したドアノブを検品していたら、興味深い商品がありました。
新品のデッドストックで、生産国は不明。恐らく1980年前後の物かと思われるこのドアノブ。
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まずは、以下簡単な商品データ。
セット内容
陶器製ノブ×2個(台座は金メッキ)
7mm角芯×1
バックセット60mmチューブラッチ×1
ストライク×1
取付金具、ネジ類、説明書(英文)他
各寸法
台座:φ62
ノブ:φ59
ノブから台座まで奥行き:42mm
対応ドア厚:約35~40mm
ノブの重量:約450g
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チューブラッチから枠側のストライクまで揃った、普段アンティークのノブと
と比較すると至れり尽くせりの商品でしたが、
何やら見たことの無いパーツもちらほらあるので、試しに1セット組んで見ることにしました。
ちなみにチューブラッチには表、裏がありますが、ラッチボルトをペンチ等で引っ張り出せば
180度回転するので、内開き、外開きどちらでも対応します。
説明書にそこそこ目を通して、まずは造ってみましょう。
端材をドアに見立てて加工。
とりあえずここでは内開きの設定で組み付けます。
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パーツを組み付けていきます。
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プラスチックの円盤状のパーツは、軸棒をベース金具のセンターに合わせる為の物でした。
固定したら取り外します。
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ベース金具に台座を回してノブを取り付けます。台座の穴をドアのフロント側に合わせます。
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ここでも謎だったボルトが登場。台座の穴からチューブラッチのネジ穴に取り付けます。
青く見えるのはネジロック(滑り止め)のようです。
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取り付け後の状態。台座からネジの頭が豪快に出っ張っていますが、
実はこれ、簡易的ですが、鍵になっています。
ネジの頭を押し込むとロック、引っ張ると解除です。
ロックした状態ではノブが回らなくなります。
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反対側(室外側)からは、謎のパーツ其の2、の針金を差し込んで押すとロックは解除されます。
が、室外側からロックを掛けることは出来ません。この針金は無くさないように御注意を。
まぁ何か別の物で代用も出来るとは思いますが。
ビジュアルがどう見えるかは別として、なかなか斬新なアイディアです。
淘汰されてしまったのか、もしくは日本では流通しなかったのか解りませんが、初めて見る機構です。
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内開きのドアの場合は、室内からロックを操作するノブということになります。
寝室や書斎などのプライベートな部屋のドアにピッタリですね。
また、ラッチボルトを回転させて外開きの設定にすればトイレのドアなんかにもにも使えます。
新規の取り付けなら問題ありませんが、ノブの交換の際はバックセットにご注意ください。
セットのラッチは丸ノブでは標準的な60mmです。
台座の穴さえ気にしなければ、チューブラッチを差し替えてバックセットの
寸法を変えて使うことも可能です。当然鍵の機能は使えなくなります。
また、バックセットが60mm以下で丸ノブを取り付けると、ノブを回した際にドア枠に手が当たる
事があるので、小さくするのはオススメ出来ません。
在庫数がありますので、ご要望の際はお問い合わせ下さい。
価格は¥9,800(税別)で販売中です。
1セットは見本として、写真の状態で店頭に展示しておきます。是非手にとってご確認ください。
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