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オススメページに新商品を追加しました! | キヤアンティークス
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オススメページに新商品を追加しました!

今回のピックアップ商品はこちら。
seiko2-1.JPG
おかげさまで好評につき、ウォールクロックのご紹介。第3弾。
今回は精巧舎製(現SEIKO)の壁掛け時計です。
おそらく昭和初期に製造、販売されていた時計で、右から左に書かれた社名や、「氣」の文字から戦前の製品で有ることは間違いないでしょう。
1930年代といったところでしょうか。
元々ムーブメントまわりを欠損した状態で入荷したので、今回は気兼ねなく新品の電池式クォーツを取り付けました。
月差+-20秒とまずまず正確ですので、安心してお使い頂けます。
針も新品を取り付けましたが雰囲気を合わせる為、キヤ工房で塗装してあります。
某サイトに当時のカタログが掲載されていて、色々と情報を頂きました。
動力はコンセントから電源を取って、停電時などは自動的にゼンマイがバックアップしていたそうです。
電力の供給が不安定な当時ならではのシステムですね。
寸法はなぜか、吋(インチ)と糎(センチ)で記載されていました。
そのまま商品名にしていたようで、「№1616 16吋 丸 真鍮枠」となっています。
ちなみにこちらは16インチ=40センチ=文字盤の寸法でした。
枠は真鍮製、仕上げは「宣徳色」とのことで、こちらの枠は赤黒く見えますが塗装ではなく、真鍮を腐食させた色味であることも分かりました。
仏具や茶器、火鉢などでよく見られる渋いあの色です。
経年により浮き出た緑青はブラシである程度落として、昔から「宣徳の仕上げは蜜蝋」なんだそうで家具用のワックスで磨いてあります。
ガラスは当時のオリジナルが残っていて、全体的に揺らぎが見られます。
2ミリ有るか無いかの薄板なのでこれだけでもかなり貴重です。
枠の下側には本来、時刻合わせ用のツマミが有るはずですが、こちらも欠損しています。
文字盤はアルミの板に紙を貼ったもので、縁に剥がれが有り、全体に変色が見られます。
状態こそ良いとは言えませんが、ムーブメント以外はネジ1本に至るまでオリジナルでした。
外側だけでも価値のある逸品です。
ただ今工房ではアンティーク~ヴィンテージのウォールクロックを絶賛レストア中につき、私の作業台が占拠されている状態です。
古いムーブメントは調整や経過観察が必要なので時間が掛かりますが、順次店頭に展示致します。
ご期待下さい!
※こちらの商品は藤沢ウェアハウス店にてご覧頂けます。
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