キヤ・アンティークス木工房が依頼を受けて製作していたテレビボードが完成しました！

サイズやデザインなど、細かな要望を施主様と工房スタッフで擦り合わせ綿密に打ち合わせた結果、パイン材の縁甲板と、アイアンのエルアングルを使用し、イギリス・アンティークとアメリカン・インダストリアルの二要素を取り入れた男前なデザインに決定。

 

まず用途面に関しては、テレビボードとAVラックを兼ねて使用したいということで、内部にアンプやレコードが収納できるような仕様でのオーダーでした。

 

 

左右はレコード盤を、中央にはアンプやCDプレーヤーが置けるようになっています。

施主様が使用している既存の家電やレコード盤のコレクションが過不足なく綺麗に収まるよう、事前に寸法も計算済み。

 

 

木部塗装は古材系ブラウンにワックスアップすることで艶が入り、高級感を感じさせる仕上がりになりました。

アイアンにもワックスを入れて経年感のあるヴィンテージの雰囲気に。

 

ポイントは施主様の御依頼に応じて取り揃えたアイアンのマイナスネジと、アイアンのキャスター。

まず四隅のキャスターですが、こちらは素材に樹脂やプラスチックが使用されていないフルキャスト（鋳鉄）造り。実際に重機を乗せて使用される、高耐荷重の工業用キャスターを取り寄せました。

次に球型のヘッドが特徴的なマイナスネジ。こちらのテレビボード全体で100本以上使われていますが、これもオールドスタイルのデッドストック品です。

テクスチャーもエルアングルやアンカー脚など他のアイアンパーツと合わせ、黒染めでシャビーな質感に仕上げました。

 

インダストリアル風デザインでは飽き足らず、本物の工業パーツを用いた施主様こだわりの一品となっています。

 

 

レイルロード・タウンの古い鉄道倉庫にあるような、ノスタルジックで重厚感あふれる仕上がりになりました！

 

キヤ・アンティークスではオーダー家具の製作も承っています。

クライアントとの打ち合わせを経て、用途とお好みに応じて仕上げます。

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